ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

安宅和人: 脳神経科学とマーケティングの間に棲息

サイエンス

 『第六の波』、、、大量絶滅からの回復はどの程度時間がかかるのか?

Leica M7, 1.4/50 Summilux, RDPIII, VT, USA皆さんお元気ですか?だんだんと春めいてきましたね。現在、知覚と知性についてのとあるまとまった論考を書いているのですが(まとまったところでまたお知らせします)、そのからみで古いメールをひっくり返して…

ヨーロッパは旧世界ではなく新世界だった

Leica M7, F1.4, 50mm Summilux, RDPIII @Lake District, England, UK昨夜、パラパラと見ているとNature発の目を疑うようなニュースが飛び込んできた。"The earliest unequivocally modern humans in southern China" Nature (2015) doi:10.1038/nature15696…

巨人サンガー逝去

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII Cambridge, UKタンパク質のアミノ酸配列を世界で初めて決定し、DNAの配列決定法を発明、更にRNAの配列決定法も産み出したフレデリック・サンガー(Frederick Sanger)。ノーベル化学賞を二度受賞した唯一の人物。サイ…

ある大学院時代の思い出、、、Joy of Life

最近は、前に書いたような状況で、昔、あるいはこれまで書いて下書き箱に入れてあるものを、ただアップしているだけなので(要は休載中)休みの日ぐらいは何か少し書いてみたいと思う。 - Leica M7, 35mm Biogon F2.0 @Monument Valley 僕が日本で学生をやっ…

アメリカのPh.D.はどこに行くのか

Nikon F2, 50mm Planar F1.4 @Tokyo これはmasa346さんのご質問に対するエントリです。 アメリカではPh.D.の人の未来はかなり自由です。エンジニアリングスクールであればマスター出は結構いますが、純粋サイエンスでは、修士課程がないので、まあ、日本とは…

ポスドク問題について思う2

Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Los Angeles, CA (これは昨日の呟き編の続きです。ごはんを楽しく食べていたら書くのを忘れてしまってました、、、。昨日のを読まれていない人は、まずそちらをご覧ください。) wackyhopeさん、いつもコメントありがとうござ…

ポスドク問題について思う

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII @Grand Canyon National Park, AZ 休載宣言以来、案の定ほとんど書けていませんが、なんというか日本の学位取得者について考えさせられるメールが来て、ちょっとだけ。 ポスドク*1問題というのが日本ではかなり深刻だ…

昨日のコメントを受けた追伸、、、若さは才能

Leica M3, 50mm Summicron F2.0, S-800 @お台場、東京 昨日のエントリのコメントを見ていて少し追伸。(まだご覧になっていない人は、文脈が理解できないと思うので、そちらをまずご覧ください。) まず、以下のエントリはかなり密接に関係したトピックなので…

専門教育に関して悩まれている人へ贈る言葉

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, 400VC-3ブログ、全面再開できる状態にはほど遠いのですが、時たま、読者のかたから進学関連の悩み相談のようなメールを受けることがあり、今週もかなりまじめなものを受け取ったりしたものですからちょっと書いてみたいと思い…

高峰譲吉博士とノーベル賞

Leica M7, 35mm Biogon F2.0 @Sedona, AZ 先日、といってももう一月ほど前になるが、久しぶりに生の演劇を見た。新宿の紀伊國屋サザンシアターで、高峰譲吉博士の人生を描いたものだった(『サムライ 高峰譲吉』)。私の20年来の大切な友人の一人である串間…

大学院教育で何が出来ると人が育ったと言えるのか

Contax T2 @Sterling Hall of Medicine, Yale Universityこの間の「人を育てるラボの特徴」というエントリについて、ブクマコメントで頂いたこと、>大学院教育において、どうなったら「人が育った」と評価できるのか、その基準も合わせて教えていただけると…

人を育てるラボの特徴

Leica M3, 50mm C-Sonnar F1.5, Fortia @伊勢これはHashさんから頂いたコメントに対するレス的なエントリです。> 「研究を進めるための実務的な能力をいかにして身につけるか」、、、「学生の育て方」や「スキルの磨き方」と言った視点で、生産性の高いラボ…

圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル

Leica M7, 90mm Tele-Elmarit F2.8, PN400N @Santa Monica, CAアメリカで研究するようになって最も驚いたことの一つは、日本では考えられないほど生産性の高い研究者が存在することだ。たとえば僕がローテーションして、最後までそこでdissertation work(博…

Roger Tsienと今回のGFPのはなし

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, PN400N @Caltech GFP、クラゲの蛍光タンパク、なんでそんなものでノーベル賞、なんて思っている人は多いだろうなと思う。 でちょっとだけ。ちなみに今日は熱が出て早引け(といっても会社を出たのは五時過ぎ、、、)。お昼に…

GFP!

Green Fluorescent Proteinという私の大好きなタンパクの創始的な研究者にノーベル賞が贈られることが決まりました。 下村先生の受賞、そしてChalfieの受賞がうれしい。かれが確かワシントン湾から気が遠くなるほどのクラゲを捕りそれからタンパクを抽出した…