旅行記

Brazil 8:アマゾンのジャングル開発

(Brazil 7より続く) あまりにもマナウス周辺のジャングル開拓が急速に進んでいるために、この辺りの気象も劇的に変わりつつあるとガイドは嘆く。何年か前には、瞬間風速ではあるものの53度という気温を記録したという。老人や小さな子供などは空調なしではひ…

Brazil 7:ガイドのおっさん

(Brazil 6より続く) ガイドのおっさんは見事な英語を話す。大半を占めるブラジル人客相手にポルトガル語でいったん説明したあと、目の前に座っている僕らのために英語で要約版を話してくれる。後ろの方にいるイタリアから来た初老の夫妻が、イタリア語でもや…

Brazil 6:アマゾン河ツアー

(Brazil 5より続く) マナウス到着翌日、手始めにアマゾン川とその流域のジャングル・ツアーに参加する。もとより見ることが全てなので、説明には期待しないつもりだったが、聞くとガイドは英語も話すというので言葉で干上がった僕は思わず期待してしまう。マ…

Brazil 5:ブラジルのことば

(Brazil 4より続く) ブラジルに来て驚くのは英語を話す人の少ないことである。町を歩く人はまず理解しない。観光客の多いはずのエリアの食事屋や店ですら、全く理解しない。水や塩という言葉すら通じない。自然、ブラジル語を覚えることになる。水はアグア、…

Brazil 4:サンパウロ

Brazil 3より続く読者諸兄姉のご賢察通り、僕らは直接マナウスに入ったわけではない。ニューヨークからサンパウロに入り、その後、フォス・ド・イグアスを回った後、マナウスにたどり着いた。サンパウロは南米の首都である。人口千六百万を抱え、ブラジルのG…

Brazil 3:リオネグロ

Brazil 2より続くホテルに着き、部屋に荷物を下ろすと、何はさておき、その前に広がるネグロ川を見に出る。ホテルの前の小さなジャングルをくぐり川辺に出る。息をのむ。広い、実に広い。聞くと、幅が十数キロあるという。河口から千六百キロ、日本でいえば…

Brazil 2:マナウス

Brazil 1より続く熱帯特有の湿度の高さが膚に食い込んでくる。白タクの運ちゃん達が立ちはだかり、どこに行くんだ、乗らないかと誘いをかけてくるのが見える。彼らには目を向けず、パブリックトランスポーテーションのコーナーを探す。英語など全く解せず、…

Brazil 1:出発

(Brazilより続く)二月某夜、ブラジル行きを決意する。滅菌されきった自然や、芸術的といっていいほど単純なアメリカ料理、無理して強がっているアメリカに疲れ、もっと猥雑で、自分の手と足を使い、地べたの上にちゃんと立って生きている人たちに会いたい…

Brazil (ブラジル訪問、探検記)

アメリカで研究していた2000年当時、ブラジルに旅に行って、随分鮮烈な経験をしました。まだブログというものがどうやってたてたら良いのか良く分からない時代で(cnetみたいなバックアップがないと出来ないのかな、と思っていた)、友人、知人たちに日々旅行…