ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

安宅和人: 脳神経科学とマーケティングの間に棲息

マチカドコミュニケーション


Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @New Haven, CT


僕の職場の周りはどうもキャバクラのメッカらしい。


キャバクラというのは何なのか、正直行ったことがないので良く分からないが、とにかくオフィスを出るとやたら怪しい客引きが多い。良くあるのは、夜、腹が減ったと思って外に出ると、あやしい兄ちゃんかなんかが近寄って来て、「お兄さん、キャバいかがですか?」とやってくるやつ。


これなら別に,うっとうしいがいつものことなのだが、最近、いくつか新語?を発見したので紹介したい。週末だし、とっても堅い話題が続いて来たので、ちょっと一息。

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先週のお昼のことだった。テケテケいつものように歩いて出ると、街角できれいなおねえちゃんが、いかにものお兄ちゃんと一緒に映画の割引券みたいなのを配っている。

つい、差し出しの呼吸で受け取ってしまい、見ると、


昼キャバ」!


の文字が、、、。

ランチタイムに、キャバクラに寄っていけということらしい。てっきりキャバクラはフーゾクだと思っていた僕はびっくり。

一緒にいた同僚に聞くと、キャバクラはどうもいわゆるフーゾクではないらしい。とはいうものの、、、。


でもお昼なんて、行ってどうすんの?と思うと、その下に、


ランチキャバ


とある,,,。

三千円で、お昼を食べて、更に女の子と話せる、ということらしい。でも、三千円で本当に済むのか?「私もお昼食べターイ」なんて言われて、根こそぎひっぱがされるのではないかと思いつつ,通り過ぎる。(笑)

どなたかこちら体験された方がいれば、あるいはこちらの業界にお詳しい方がいらっしゃれば、ぜひ本当のことを教えて頂きたい。


ただ、どうもこのハイブラウな人が集まる傾向の高いこのブログの読者諸兄姉の場合、あまりこのような世界にはお詳しくないことを想定しつつ、あくまで伝聞でも。:)

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また別の日、


最近は雨が多い。

ので、傘を持っていないのに降って来て困ることがしばしある。


そんな日のある晩、雨がぱらぱら降って来てはいるものの、財布の中身が少々寂しく、使っている銀行の支店に向かっていた。

そうやって、ある角をすぎたら、今度は黒人のがたいのいい兄ちゃんが、

「オニイサン、キャバヤドリ、イカガデスカ?」

「?」

「そうこんな日はキャバ宿り!」


と元気よく、今度はとなりの日本人の兄ちゃんが言ってくる。


思わず、うまい!と叫んでしまった。まさに三秒キャッチ。驚くほどのキャッチワードを生み出している。


「火宅の人」系の文人であれば、これは社会勉強とばかり立ち寄るところだが、何しろ財布の中に薄いものが足りないので歩いている身としては、振り切るしかない。しかし面白い言葉が次から次へとこの街では生み出されているなあとひとしきり関心。

とくに「キャバ宿り」を考えた人に僕としては座布団一枚。新しい認識を生むには、まずは閾値を超える異質感、そして、コンテキストとの連動。これは見事にその条件を満たしている。

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ほんと、地べたで生きている人をなめんなよ!という感じで、なおかつユーモアのあるちょっとしたマチカドコミュニケーション。

振り返って、自分があまり言葉を生み出せていないのでは,と同時に反省。

結構、こういう気付きと発見があるので、街を歩くのは好き。


皆さんは最近新しい言葉,何か発見できてますか?


Have a Happy Halloween!!


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