本がついに世に出せそうです!


Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5, RDPIII @Covent Garden, London, England


苦節、一年半。(笑)

いつになったらこの本は出来るんだと思って、なんども音を上げそうになりましたが、ついにほぼまとまりました。

うまくいけば年内に出そうです。

良かった。

本当にひょっとして、もし、ですが、ここまで、お待ちいただいていた人がいらっしゃるなら本当に感謝です。はじめは前職の後輩に話すつもりで書いて、ちっとも分からないと言われてボツになり(苦笑)、何度となく書き直し、いっそのことブログのように書いたら、だいぶ分かりやすくなるのでは、と書き直し始めたのが、なんとか突破口になって、編集者の方の絶大なpatienceもあって、何とかほぼ形になりました。

かつて書いたブログエントリそのものについて、もっと詳しく知りたい、スキップせずに説明してほしいという、これまで頂いてきた読者諸兄姉(みなさま)の声になるべく答えられるように、限られた力ではありますが、なんとか振り絞って書きました。

世の中で、次から次へと大量のツールとか、問題解決法のようなものが現れますが、そういうことではなく、サイエンスとか、ビジネスなど分野によらず、本当に圧倒的に生産性の高い知的活動の背後にある、それらの背後にある考え方のようなもの、をなんとか説明できないか、すべてを一貫した流れの中で試みました。逆にこれを読まれたあとであれば、どのようなツールであっても、この枠組みの中で位置づけぐらいは理解できるのではないかと思います。

実際に日々手を動かして、実際に日々考え、呻吟されている人の根本的な生活改善につながるような本、ふと立ち返って、相談するような相手になる本になってほしいなと、思って書きました。少なくとも自分が若かった時に、聞いておけば良かったと思うことは出来る限り書いたつもりです。編集の人が(難しすぎると)拒絶反応を示さない限り、内容的にも出し惜しみせずに書きました。それが成功していることを願っています。

一部、ブログからも持ち込みましたが、少なくとも9割以上は未公開の原稿です。ブログからの記事も、そのままではなく、相当に手が入っています。また、かなりの数の図表(チャート)を呻吟しつつも作成し(笑)、入れ込んだので、それもみなさんの理解に役立ってくれればと心から願っています。

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世の中で現れる、あるいはこれまで書かれた一見近そうな色んな本との最大の違いは、恐らく、そのブログエントリと同様に、一貫した流れと考えの中ですべてを説明したこと、そして僕が基本的にサイエンス、エンジニアリングなど理系の読者の方を相当に意識して書いたところだと思います。

とはいっても、僕が途中で用意したサイエンス系のネタのかなりは、一般読者には分からないという理由で、残念ながら、剥ぎ取られてしまいました、、、。完全な研究者、大学院生を相手にした本ではどうも事業採算的に厳しいそうです、、、。もちろん、本職のマーケター、コンサルタントの方、会社で経営企画をやっている方々に向けても、なるほどと思って頂けるよう、出来る限りの努力をしたつもりです。が、この辺りは、その本がでたところで、みなさまに率直なご意見を頂ければと思っています。

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とりあえず、周りの知人数名に図表も入らない原稿段階で読んでもらったところ、口々に「意外と」読みやすく、面白い(笑)と言ってくれたので、知人なので割引が必要ですが、そこは最低線は越えているものと期待しています。

今、最終原稿(いわゆるゲラ)の確認をしています。

タイトルとか、目次など、公表できる時が来たら(多分そんな未来ではないです)、またお知らせします。

とりあえず、上の、ほぼ一段落のことだけでもお知らせできたら、そう思って書きました。

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気がついたらもう五ヶ月もこのブログを書いていなかったというのが若干信じられませんが、この一年ぐらいは仕事も色々にぎやかだったのと、この本のおかげ??で、若干浦島太郎な気分です。

また徐々に再開していきます。

今後とも皆様よろしくお願いしますー。


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