2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白と黒の間

この間、どうやったら筋の良い思考が出来るのか、どうやったら筋よく答えの仮説にたどり着けるのか、と真顔で、マネジメントコンサルタントを行っている知人に聞かれた。彼は、僕の長年勤めていたプロフェッショナルファームにいる訳ではないのだけれど、十…

ある大学院時代の思い出、、、Joy of Life

最近は、前に書いたような状況で、昔、あるいはこれまで書いて下書き箱に入れてあるものを、ただアップしているだけなので(要は休載中)休みの日ぐらいは何か少し書いてみたいと思う。 Leica M7, 35mm Biogon F2.0 @Monument Valley 僕が日本で学生をやって…

米国横断フォトエッセイ12:荒野のコンビニ

名もなき荒野を、ずっと走り続けていると何十マイルかに一度、お店があったりする。 Leica M7, 35mm Biogon F2.0, RDPIII ↑こんなカフェもある。 孤独に立つその姿が心に残る。 Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII これは、コンビニ兼、ガソリンスタンド…

From CT to DC (6) : 合衆国の神々

(5)より続く広く晴れ晴れとしたDCはどこかさみしい町でもある。リンカーン・メモリアル、ジェファソン・メモリアル、ワシントン・モニュメント、数多くのスミスソニアン国立博物館、ホロコースト博物館、、、見るものはたくさんあるが、それらのどれも「今」…

From CT to DC (5) : DC

(4)より続くアナポリスの町はとても小さいけれど、とても愛らしく、人も優しい。港のそばの、二百年以上もやっている食事屋で(!)、店オリジナルのパスタを食べる。ケイジャン風*1に香ばしくいためた帆立の貝柱とカリッとなるまで外を炭火で焼き上げたエビ…

From CT to DC (4) : アナポリス

(3)よりつづく緑青色の屋根、窓枠に彩られた白亜の建物たちの向こう、フットボールフィールドが広がっている。それを取り囲むフェンスの周りに、十七、八ぐらいの女の子達が何人か、その中で練習に励む若者達を見守っている。若者達の年の頃は二十歳前後。楕…

From CT to DC (3) : バルチモア

(2)より続くBaltimoreの港は美しい。沖縄戦や朝鮮戦争にまで行った軍艦が、こんな地球の裏側でひっそりと佇んでいたりもする。実用船だけでなく、ヨットや帆船がそこいらに休んでいる。空は青く、風が吹き抜ける。ここは、若い、青年の都市である。 着いてみ…

From CT to DC (2) : I-95

(1)より続くI-95は伸びる。どこまでも伸びる。このボストンからフロリダまでをつなぐ、東海岸の大動脈は、恐ろしいほど強く、逞しい。この上をずっと走っていると、一体自分が走っているのか、それとも道が動いているのか、果たして分からなくなる瞬間がある…

From CT to DC (1) : フィラデルフィア(米国東海岸縦走記 )

Hello!みなさんすてきな週末をお過ごしのことと思います。このままでは教育サイトになってしまいそうなので(笑)、最近記事を書く時間もままならぬこともあり、2001年(まだテロ戦争の始まる前です!)に、当時住んでいたコネティカット*1からワシントンDC…

この国はどのような人間を育てようとしているのか?

Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Greenwich, CT 昨日とても考えさせられるディナーがあった。友人の一人が、Yale College*1を卒業後、New York Cityのある有名な投資グループで働いているのだが*2、ここのところ、日本での事業の立ち上げで東京と往復する生活…

アメリカのPh.D.はどこに行くのか

Nikon F2, 50mm Planar F1.4 @Tokyoこれはmasa346さんのご質問に対するエントリです。アメリカではPh.D.の人の未来はかなり自由です。エンジニアリングスクールであればマスター出は結構いますが、純粋サイエンスでは、修士課程がないので、まあ、日本とはち…