(銀塩)写真のアップ

以前からこのブログをご覧になっている人であればご存知の通り、僕はかなりの銀塩写真バカだ。ネガも使うけれど、一番使うのはポジ(リバーサルとも言う)。どのフィルムも味があって好きだけれど、とにかく無難、どんなときも安定した実力ということで、最近はプロビア100Fというのを使うことが多い(フィルムの略号はRDPIII)。



Leica M3, Summilux 50mm F1.4, たぶんRDPIII


で、それを知っている周りの友人からどうやってこんなにブログに写真をアップしているのですか、実はデジカメ持ってるんじゃないんですか、と素朴に聞かれるのですが(僕の友人は誰も僕がたまに写真の下に書いているカメラ情報などには関心がないらしい:苦笑)、いやいやこれらは全てスキャンしているのです。

でもそんなに大変なことではないです。どうやっているのかを簡単にご紹介するというのが今日のエントリ。たまにはこんな軽い話も良いのでは?


大きくネガの場合と、ポジの場合で違います。ネガの場合は、もう一発現像同プリならぬ現像、同時CD化をいつも店でお願いしています。どういう訳だかネガを自力でスキャンすると、うまい色合いにならず、まあそもそもめんどくさいので一本せいぜい500円だしということでスキャンして頂くことが殆ど。一枚で36枚撮りが5本入るので、まとめて持っていくことが多い。

おまえ、どこが自分でスキャンしてるんだ、と言われそうですが、まあ、実はこんなもんです。色々やってみたけれど、自力より頼む方が外しがないことが分かったので、、、。(笑)


ではポジの場合は、というと、ほぼ100%自力でスキャンしています。何年か前に色々悩んで買ったニコンのクールスキャン5000EDというフィルムスキャナーがかなりの優れもので、非常に高密度で自然なスキャンをやってくれるのでもう楽々です。現像から返ってくるときは、普通いわゆるスリーブ仕上げで6コマでフィルムが切れてきますが、これを一気にスキャンすることも出来る。といっても普通は6枚中、数枚程度しかスキャンしないのですが。

ここでちょっと暗めであれば少しトーンカーブを触ってスキャンすれば一発です。4000dpiで見事なスキャニング終了。デジカメと違って、すべてのピクセルで三色全てを読んでくれるので、何とも美しいスキャンが上がってくる訳です。ゲインをちょっとだけ上げておくのが僕の趣味。

これをちょっとだけフォトショップコントラストなどを最適化すると出来上がり。iPhotoに読み込んで、これをiPodに入れて持ち歩くと、話のネタにも困りません。

ブログ用に使うものは、一応名前とか入れると終了(ここで画質を落としています)。なかなか簡単でしょう?


これがなかなかの楽しみで、写真を撮って楽しみ、ポジを見て楽しみ(ネガと違って、ルーペを使えばそのまま楽しめる、、、実はこれが一番美しい!)、スキャンしてまた楽しむ。だから本当に写真を撮ったときのことを何度も思い返してよく覚えるのです。これだけでも銀塩で撮る意味を感じます。


みんなどうしてるのかなぁ。


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