2009-01-01から1年間の記事一覧

脱アドレナリンワークのすすめ

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, PN400N 昼間は非常に元気なんだが、帰る時は虚脱しきっている人がいる。 例えば、僕の職場で比較的近くにいる、ある女性の場合、僕の方がどちらかと言えば早く来ているし、どちらかと言えば長く働いているのだが、何ともいえ…

不動産を借りて20年後に何が残るのか?

このエントリは、次の前エントリの続きです。そちらを読まれてからの方がずっと分かりが良いかと思いますので、お時間があれば、ぜひそちらをまずご覧ください。 不動産購入に関する一つの(ショックな)気付き Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5, RDPIII @Phuke…

kindleと電子ペーパー時代の到来

Amazonのkindleを入手した。 Lumix GH1, 35mm Biogon F2.0 日本からでも買えるようになったというニュースを耳にして、躊躇することなく申し込んだので、きっと日本に届いた最初の数百台かそこらの一台なんじゃないかと思う。昨日もオフィスで色々持ち歩いた…

能力主義とメリトクラシー

Leica M7, 90mm Tele-Elmarit F2.8, RDP III @ Grand Canyon National Park (Mooseと並ぶ、北米最大のシカ、Elkです。) 能力主義という言葉がある。このように不景気になり、沢山の若い人がちゃんと仕事に就けない状態が続くと、若い人たちのコミュニティ…

『utsuroi 写真家18人からのメッセージ』

Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5, RDPIII @Phuket, Thailand今晩、とある写真関連のトークイベントにブロガーとして参加することになりました。銀塩写真の行方を探る内容、とても楽しみです。場所は、恵比寿の東京都写真美術館(写美)。-最後のアマチュア銀塩…

多謝!

Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5, RDPIII @ Phuket, Thailand kaz_atakaです。皆さん夏を楽しまれていることと思います。 先週末よりPhuketにて久しぶりのバケーションを楽しんでいるのですが、昨年10月に書いたエントリに再び火がついてびっくりしています。…

マイケルジャクソンの死に想う

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, PN400N @Hiroo, Tokyo マイケルが死んだ。 それにあおられるようにマイケルのステージが見直され、彼の驚異のステージにまつわる秘密のようなものについても記事が出ている。僕も、それにリンクされているマイケルのステージ…

Hello! I am back! (probably)

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, PN400N 気がついたらたいしてモノを書かないまま何ヶ月かが経ってしまいました。登録して頂いていただいてる読者諸兄姉(みなさま)、ゴメンなさい! 最後に書いてから二ヶ月。 色々書き物をしていたのですが(そしてかなり書…

傷心の草なぎ君に贈る言葉

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII @ Navajo Nation, AZ Experience is a hard teacher because she gives the test first, the lesson afterwards.— Vernon Sanders Law 経験というのは厳しい先生だ、、、試験が最初で、学びはそのあとなのだから。— ヴ…

草なぎ君、胸を張れ。今、君は誰よりも日本中を楽しませている

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, PN400N @ Navajo Nation, AZ *1 だいぶ書き物が出来てきたなあと思うと、あの大騒ぎ。あの日の朝はトラフィック負荷耐性は日本最強と思われるヤフーのトップですら重くなっていたので、よほどのアクセスが発生したのだと思う…

今度こそ、しばらくお休みします。

いつもみなさまご愛読ありがとうございます。 ちょっとまとまった書き物を書こうとしていて(他では書いてありそうで書いてない、きっと多くの人に役に立つ内容デス!)、仕事の忙しさもあり、なかなか進まないので、腰を据えて一気にかいてしまうことにしま…

心に残った言葉

Success is not the key to happiness. Happiness is the key to success. If you love what you are doing, you will be successful. — Albert Schweitzer 成功が幸せの鍵なのではない。 幸せが成功の鍵なのだ。 君が自分のすることを心から好きならば、 き…

米国の主要大学はどうしてこれほどの投資益を叩き出せるのか?:国内大学強化に向けた考察3

Leica M3, Summilux 50mm F1.4 @表参道、東京(はじめに)本エントリは次の2エントリの続編です。もしまだであれば、なるたけそちらをまず先にご覧になられることをおすすめします。(多分その方が何倍か味わいぶかいと思います。) 本当に東大レベルのお金…

日本の大学の資金力のなさはどこから来るのか?:国内大学強化に向けた考察2

Leica M3, Summilux 50mm F1.4 @こどもの城、青山(これは昨日のエントリ「本当に東大レベルのお金があれば、世界に伍していけるのか?」の続きです。ご覧になっていなければ、是非まずそちらをお読み頂ければ幸いです。)次に2、これだけの資金力のギャップ…

本当に東大レベルのお金があれば、世界に伍していけるのか?:国内大学強化に向けた考察1

Leica M3, Summilux 50mm F1.4 @子供の城, 青山こんなところで議論するようなことではないと思うのだけれど、この間、大学論についてのエントリを書いてから、大学運営の基本的な構造について、恐らく幅広い誤解がある、あるいは事実の誤認識があるのではな…

Thank you, all!

1日一回でも、 何かすてきな言葉に出会うと、ああ、生きていてよかったと思う。 何か新しい考えに触れること、何かそうだなと思えることが、生きている実感につながる。 1日一回でも、 はっと美しさに気付く瞬間があると、心が癒される。 このところ、街角…

JOL news: tumblr(タンブラー)のraderページにはまっている

(たまには新しいエントリーを、、、ちょっと今上げている昔の旅行記が重々しいので。ちなみにJOLというのはこの間のエントリで書いたJoy of Lifeの略。なんかのプロジェクト名ですか?なんて聞かれたりするんだけれど、僕は呼びやすいのでかねてからこうや…

From CT to DC (10) : ワシントン・モニュメント

ワシントン・モニュメントは妙に違和感のある建造物である。宗教的であり、巨大であり、形が強烈すぎる。 Washington Monument, 旗の下にいる人達が見えるだろうか。ワシントンの町は、高い建物を建てることが禁止されている。この辺り、皇居の周りと同じな…

ちまたにあふれる大学論について思う

Leica M7, 50mm Summilux F1.4 @New Haven, CTあんまり大学のことばかり書きたい訳じゃないけれど、ちょっと大学、高等教育周りで安易な議論が広まりすぎていてすごくいやなので、少し書いてみたい。*1僕が気になる安易な議論は例えばこんな感じ。いくつかは…

From CT to DC (7) : 同胞

Leica M7, 35mm Biogon F2.0, RDPIII @Grand Canyon National Park 随分長い間、どこまで続いているのか分からない列を待っている。誰かに肩をたたかれる。Asian(エイジアン:アジア人)の男の子である。(入場)チケットをくれるという。一人四枚もらえる…

中川昭一氏は身を挺して円高を止めた?

先ほど朝ご飯を食べながら、元為替トレーダーのわが妻が面白いことを言う。中川昭一はすごいというのだ。 えっ、と聞き直してみると、中川昭一氏は身を挺して円高を止めたのではないかというのだ。どうせ辞めるのなら、、という視点で考えると、たいしたこと…

白と黒の間

この間、どうやったら筋の良い思考が出来るのか、どうやったら筋よく答えの仮説にたどり着けるのか、と真顔で、マネジメントコンサルタントを行っている知人に聞かれた。彼は、僕の長年勤めていたプロフェッショナルファームにいる訳ではないのだけれど、十…

ある大学院時代の思い出、、、Joy of Life

最近は、前に書いたような状況で、昔、あるいはこれまで書いて下書き箱に入れてあるものを、ただアップしているだけなので(要は休載中)休みの日ぐらいは何か少し書いてみたいと思う。 Leica M7, 35mm Biogon F2.0 @Monument Valley 僕が日本で学生をやって…

米国横断フォトエッセイ12:荒野のコンビニ

名もなき荒野を、ずっと走り続けていると何十マイルかに一度、お店があったりする。 Leica M7, 35mm Biogon F2.0, RDPIII ↑こんなカフェもある。 孤独に立つその姿が心に残る。 Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII これは、コンビニ兼、ガソリンスタンド…

From CT to DC (6) : 合衆国の神々

(5)より続く広く晴れ晴れとしたDCはどこかさみしい町でもある。リンカーン・メモリアル、ジェファソン・メモリアル、ワシントン・モニュメント、数多くのスミスソニアン国立博物館、ホロコースト博物館、、、見るものはたくさんあるが、それらのどれも「今」…

From CT to DC (5) : DC

(4)より続くアナポリスの町はとても小さいけれど、とても愛らしく、人も優しい。港のそばの、二百年以上もやっている食事屋で(!)、店オリジナルのパスタを食べる。ケイジャン風*1に香ばしくいためた帆立の貝柱とカリッとなるまで外を炭火で焼き上げたエビ…

From CT to DC (4) : アナポリス

(3)よりつづく緑青色の屋根、窓枠に彩られた白亜の建物たちの向こう、フットボールフィールドが広がっている。それを取り囲むフェンスの周りに、十七、八ぐらいの女の子達が何人か、その中で練習に励む若者達を見守っている。若者達の年の頃は二十歳前後。楕…

From CT to DC (3) : バルチモア

(2)より続くBaltimoreの港は美しい。沖縄戦や朝鮮戦争にまで行った軍艦が、こんな地球の裏側でひっそりと佇んでいたりもする。実用船だけでなく、ヨットや帆船がそこいらに休んでいる。空は青く、風が吹き抜ける。ここは、若い、青年の都市である。 着いてみ…

From CT to DC (2) : I-95

(1)より続くI-95は伸びる。どこまでも伸びる。このボストンからフロリダまでをつなぐ、東海岸の大動脈は、恐ろしいほど強く、逞しい。この上をずっと走っていると、一体自分が走っているのか、それとも道が動いているのか、果たして分からなくなる瞬間がある…

From CT to DC (1) : フィラデルフィア(米国東海岸縦走記 )

Hello!みなさんすてきな週末をお過ごしのことと思います。このままでは教育サイトになってしまいそうなので(笑)、最近記事を書く時間もままならぬこともあり、2001年(まだテロ戦争の始まる前です!)に、当時住んでいたコネティカット*1からワシントンDC…