本の目次、おおむね入手しました。
下に見る通り、最初に根源的な考え方を共有した上で、イシュードリブンな知的生産の方法を元々のブログエントリの流れに沿って、一つ一つ解説しています。
で、その中では、出来る限り表層的なhowではなく、実際にどういう風に考えたら、困った時に打開の糸口をつかめるか、的な話、そもそも根源的なこととして何を押さえて考えるべきかを中心に書きました。関連する基礎的な考えはコラムなどで説明していますが、この本は、ツール類を説明する本ではないので(それらは必要に応じて使うだけの道具)、あくまでおまけ的な扱いです。
イシュー分析(イシューアナリシス)については、これまで、少なくとも研究もふくめて想定して、この国でちゃんと語られたことがあるとは思えないため、これからの日本、世界を担う人たちのお役に立てばと思いつつ、いきなり経験のない人に対しては、ちょっとtoo muchかなー、ぐらいまで書きました(仮説ドリブンについての2章と3章)。
どこかで習ったはいいが、本当のところ何がなんだか全然、本質がつかめない感じの人にも参考になると思います。また、ところどころに僕が仕事において何を大切だと思っているか的な話も入れました。
端的かつeasyな答えを求める人には、??かもしれませんが、しっかりと自分の頭で噛みしめながら前に進んでいく人には、いろいろ楽しんだり、一緒に考えて頂ける本であって欲しいと思っています。
ではでは、取り急ぎ、ご参考までに。: )
ps. 早く普通のブログエントリを書きたいです、、。
Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5, PN400N @ Old Parsonage Hotel, Oxford, England
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はじめに 優れた知的生産に共通すること
■序 章 この本の考え方―脱「犬の道」
常識を捨てる
バリューのある仕事とは何か
踏み込んではならない「犬の道」
「圧倒的に生産性の高い人」のアプローチ
「根性」に逃げるな
コラム:「噛みしめる」ことを大切にしよう
■第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
イシューを見極める
仮説を立てる
「スタンスをとる」ことが肝要
何はともあれ「言葉」にする
言葉で表現するときのポイント
よいイシューの3条件
イシュー特定のための情報収集
イシュー特定の5つのアプローチ
■第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
イシュー分析とは何か
【ステップ1】イシューを分解する
【ステップ2】ストーリーラインを組み立てる
コラム:MECEとフレームワーク
■第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする
絵コンテとは何か
【ステップ1】軸を整理する
【ステップ2】イメージを具体化する
【ステップ3】方法を明示する
コラム:知覚の特徴から見た分析の本質
■第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める
アウトプットを生み出すとは
トラブルをさばく
軽快に答えを出す
■第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる
「本質的」「シンプル」を実現する
ストーリーラインを磨き込む
チャートを磨き込む
コラム:「コンプリートワーク」をしよう
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう
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