米国横断の途中、コロラドのデンバーから、アルバカーキ、いわゆるABQ*1まで飛行機に乗った。
で、デンバーの空港について歩いてみると、大きな金属とガラスのハコの中に、実に見覚えのあるものが大量に並んでいる。
Leica M7, 50mm Summilux F1.4 @Denver, CO
んっ、、、。
ガラスの中をよく見てみると、ほとんどアップルストア(直営店)の棚そのもの。
そりゃいくらなんでもないだろ、と思い近寄ってみると、確かに、商品をえらんで、カードを通せとある。
Leica M7, 50mm Summilux F1.4 @Denver, CO
しかしなんていうものをこの連中は作るんだ、と思ってちょっと感動する。たしかに冷やす必要もないし、ハコだけだけれど、大量生産する訳でもないので、おそらく一台数百万はするだろう。なお、この辺りは、コカコーラ辺りから万台単位で発注される飲料の自販機とは大きく違うはず*2。
デンバー(DEN)は米国中央部のハブ空港の一つ。なお、航空会社の運営システムについて補足しておくと、ハブ空港というのは当然ヘビには何の関係もなく、主要な航空会社が長距離便を乗り継いだり、長距離便から短距離便につなぐ指定空港のこと。
このDENは、砂漠一歩手前の空間の真ん中のようなところではあるけれど、確かに大量の旅客が乗り継ぐ主要な空港だ。
いま上にリンクを張ったWikiを見て知ったが、何と全米一大きな国際空港(世界で二番目!)ということだ。であれば、それなりのPR(パブリシティ)的な効果はあると思うが、しかし思い切ったことをする。
通りがかった人が結構覗き込んでいくところを見ると、それなりに設置は(売りはともかくとして)ワークしているようだ。
まあ、こんなとんがった自分たちの主張を、世界で最も成功している専門店の一つアップルストアの乗りで、しかも、アップルストアのように人手も面積もかけずに伝達する。国際空港なので、ある程度、lay person(普通の人)の中でもきっと少しはinfluenceがある人(僕ですらこの片隅のブログを書いていたりする。笑)に見られることだろう。
なかなかの技である。金の問題以前にこういうことで実験してみようというのは面白い。
アップルを愛するユーザの一人であるが、ちょっと久しぶりに「一本!」という感じがした。ありそうでないなかなか面白い試み。他にこんなに面白い自販機はニチレイの電子レンジ付き自販機ぐらいしか知らないなあ。日本もうかうかしていると、自販機大国の地位も危なくなるかも、、、。
まあこんなちょっとしたことが旅の面白さ。こうやって更に元気づけられて次の移動へとつながる。
Leica M7, 50mm Summilux F1.4 @Denver, CO
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ps2. 実はまだ夏の米国横断旅行で撮った大量のフィルムを読み込めていません。が、まあ少しずつでも取り込んで載せていけたらと思っています。