Leica M7, 50mm Planar F2.0 @Sedona, AZ
リーマンブラザーズの破綻、
アイスランドの破綻、
世界的な株価の急落、、、
だけでもショックなのに、それに加えて、
数年前まであれだけもてはやされたアーバンコーポレーションの破綻(夏)、
数日前のモリモトの破綻*1、
都心ビルの空室率の拡大、
更に、
GMの売り上げ四割減、
国内クルマ売り上げ27%減、
米国クルマ売り上げ11月は新車販売台数が前年同月比37%減、
などという実体消費の象徴とも言える部分のドラスチックなダメージの話を聞くと、恐慌か!と思うのだが、おこっているのは、今のところ、
のレベル(十分悲しいことではあるが)。経団連トップを生み出す企業でこういうのはどうかと思うが、正直、上の数字を見ると、正社員も何割か切られてもおかしくないことを考えると*2、そのような状況にはならないでいる。
確実に消費は冷え込んでいるし、殆どの業種で市場規模の前年割れが当たり前ではあるが、パニックに陥っていないのはなかなかのことだと思う。じわじわ痛みは露呈すると思うが、かつてのような激しい取り付け騒ぎなどのパニック状況にはそう簡単に陥らないのではないかという気がする。
僕はこれはかなりの部分、インターネットがもたらした極端な透明性の高さのためではないかと思う。
世界のどこから見ても、英語さえ理解できれば、大多数のことは理解できる。
どの程度のことが起こり、何が考えられ、そのために何をしようとしているのか。それに対する世の中の反応はどうなのか。そのために、パニック的な行動に意味がないことが押さえられているのではないかな、と思うのだ。何しろ僕のブログエントリですら、英語になっていたりするのだから、、、*3。
この見立てが正しいとすれば、そういう意味で、本来軍事的な安全保障のために生まれたインターネットは、軍事的な意味ではないが、確かに世界の安全保障には役立っている、と言える。
恋愛は何かミステリアスな部分がないと燃え上がらないというが、こういう世の中の平安のためには、そういうものはなければないほどいいようだ。アービトラージ出来ないとか色々言う人がいるかもしれないが、どうもこういうオープンなシステムの新しい良さが今、示されているのではないだろうか。
ここからは人の肚(ハラ)の強さが問われるのだろう。Let's see!
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