2008-01-01から1年間の記事一覧
しばらく今回のアメリカ横断で印象に残ったものを残していけたらと思います。 - この街の人は確かに生きている。 それをニューヨークの街を久しぶりに歩くと実感する。 Leica M7, Summilux 50mm F1.4, PN400N お前も正面から生きることに立ち向かっているの…
僕が初めて行ったプロラボ、「日本発色」が、アメリカに行く直前に廃業していたことを知りました。ショックです。 職場の近くの六本木事業所には随分お世話になりました。六本木店を閉められてからしかたなく、コダック系の堀内カラーに行っていたのですが、…
コレもまた、umamiの話と同じくアメリカ研究時代のメール配信ですが、今もニューロサイエンス的にも実はマーケティング上も様々な意味があると思うので、また個人的な記録をかねて再掲します。(Science News 11/7/2000より) 最近話題がニューロサイエンスに…
ボストンから入って懐かしのニューヘイブン(ずっと研究していた町)、Stamford(最後の数年住んでいた町)、ニューヨーク、バッファロー、ナイアガラフォールズに移り、、、、ピッツバーグ、コロンバス、インディアナポリス、、、、アルバカーキからモニュ…
Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Sterling Memorial Library, Yale University この間からのquartaさんのディープな投げ込みに対して、色々コメント欄に書かせていただきましたが、(これとかこれ)、その延長で、ここいらでなんで日本にはこういうまがいもの的…
quartaさんのディープな投げ込みに対するエントリー2です。:) 個うんぬんについては、僕が北米で研究していた当時、「くちコミの研究」で有名な森俊範氏が来訪され、同様の質問をされ、そのとき、僕の考えを話して盛り上がったことがあります。結論から言…
これは、先ほど(?)quartaさんより頂いたdeepな投げ込み、ご質問に対してのエントリーです。 僕は脳が臓器かどうかということにはほとんど関心がありませんし考えたこともありません。明らかに独立した特定の機能を持つ一塊の存在があるというだけの理解です…
以前より時折少しずつ書いてきましたが、本日より久しぶりのまとまった旅に出ます。二週間あまりかけてアメリカを横断する予定です。アメリカ文化そのものと言っても良いクルマで7割がた、残りを飛行機で飛ぶつもりです。当初、全てをクルマでと思っていま…
(Brazil 25より続く) 旅立ちの日が来た。サンパウロのきれいなシティ・ホテルで朝ご飯を食べる。パパイヤがおいしいのは相変わらずだが、なにやら空虚である。物理的にはまだブラジルだが、ここはもうアマゾンではない。既に体の半分はニューヨークに、ア…
先ほど面白いウォールストリートジャーナルの記事を見つけました。英語が得意な人はご覧になってはいかがでしょうか? Americans are taught from an early age that there are four basic tastes -- sweet, salty, sour and bitter. . .(我々アメリカ人は…
Leica M7, 50mm Planar F2.0, RDPIII @Tokyo Disney Land 大してテレビも見ていないのに、いったいどこから来るのか、ポニョ(『崖の上のポニョ』)の歌が耳から離れません。宮崎アニメのパワーもたいしたものです。それでちょっとネットを漂っていると、い…
(Brazil 24より続く) シュラスコブラジル独自のバーベキュー。ステーキといった方がいいのかもしれない。サーベルとでも呼ぶべき巨大なナイフに肉塊をいくつも刺し、その周りに岩塩をつけて、時間をかけて焼く。焼くときは、大きなオーブンに十本も二十本…
会社でPhoto lovers club(いわゆる写真部)なるものを主催していると、カメラや写真について相談を受けることが多い。その際に、毎度、どうやったら僕が最近、日頃撮っているような写真(最近のものだと下の椿とか浜辺の写真)を撮れるのか、という話になる…
(Brazil 23より続く) 魚に引き続き、野菜だ、果物だ、スパイスだ、と見て回っているうちに、ブラジルで口にした物の一つ一つが味蕾の上に立ち戻って来ては去る。野性味に富み、精妙で、強く、それでいてやさしい。ここで、これまで触れることの出来なかっ…
(Brazil 22より続く) マナウス最終日、朝。メルカド(市場)へ出向く。どんな町でも、その匂いを知りたければ、その本当の力を知りたければ、メルカドに行かないといけない。築地を歩いたことのない人など、東京を知っていると言えないのと同じだ。マナウス…
こんにちは。 前回の「UMAMI、うまみ、旨味」では、随分沢山の方からお返事を頂きありがとうございました。テーマがテーマだったせいか、それとも私がリストの整理をすると書いたせいか、かなり多くの意見を頂いたので、代表的なもの三つにお応えしたものを…
(Brazil 21より続く) 舟で帰る途中、ある立木の奥に立ち寄る。丸太の柱が何本かあり、その上に青いプラスチックのテント地が張ってある。マナウス周辺の釣りバカ達が夜を徹して釣りに来るときに泊まる場所らしい。約五メートル四方。しかし、こんなところに…
一昨日(7/24)、人間ドックに行った帰りに、なぜか200メートル先にヨドバシ本店があり、吸い寄せられるように立ち寄ってきました。ちょうどお昼休みの時間でした。 すると、翌日発売のはずのD700(この間書いた関連記事はここ)が目の前においてあるじゃない…
米国研究当時、ニューロサイエンス以外の世界の友人にも分かってもらえそうな話があれば、Science Newsというメールコラムで時折発信していました。これはそんな中の一つです。その中でも思い出深いものをちょっとずつ載せていけたらと思います。_二月になり…
(Brazil 20より続く) 「オパ!」おっさんが声を上げる。竿先が水面に吸い込まれている。ど素人のうちのかみさんにまで釣られ、これまで面目丸つぶれだった彼にも遂に僥倖がやってきたようだ。強い引きだ。糸を出したり巻いたりしたりしながら格闘している。…
(Brazil 19より続く) ピラーニャのものすごさに唖然としているうちに、あの重戦車のようなプレタとは全く異なる、高レスポンスカーのような引きが唐突にやってくる。グーン、グン、と大きなリズム。それを見ておっさんが、「タ・ク・ナ・レー」と言う。ホン…
(Brazil 18より続く) 僕にとって記念すべきその場所はどうも他の連中のお気に召さないようで、自分たちにツキがないと見たのか、まだ大して頑張っていないのに移動だという。まだ釣れるよ、とぼそっと言うが、三(二?)対一ではかなわない。有無を言わさず…
(Brazil 17より続く) 魚だ。ヒットだ。フィッシュ・オンだ。「I GOT it!(かかったぜ!)」そう叫んで糸を巻きにかかる。ドラグはさっき簡単に調整しておいたが、再度少しだけゆるめる。とにかく大切なのは糸をたわめないことだ。三本針といえども、一本しか…
(前項より続く) Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Paris まとめ 以上、駆け足で脳活動の把握について現在利用可能な技、方法論を一通り見てきた。いずれのアプローチも脳の実活動を見るにはかなり限界があり、従っていったいどのような脳の活動パタンがどのよ…
(Brazil 16より続く 船首にすわったガイドのおじさんが指をさす。それを見て後で舵を切っている土人の彼がスピードを落とす。近づいたようだ。ここまでの疲れ、不安、倦怠はたちまち消える。心が躍ってくる。深い深い立木の群の奥のそのまた奥、そこに何本も…
(前項より続く) Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Paris もう一つ、光で見るかなりクールな方法がある。Optical imagingという手法だ。神経細胞の興奮状態で、神経の膜の屈折率が変化することを利用して、活動や脳の見えない微細な「構造」をダイレクトに調べ…
(Brazil 15より続く) この湖は大きい。しばらく船に乗って走り続けているとそれがひしひしと伝わってくる。もう何十分乗っているが、変わらず大海原の真ん中である。こんな小さな船でこんなところでひっくり返ったら、大変だぞ。泳げるのかナ。そもそもピラ…
遅ればせながら、ニコンがD700を発表するというニュースを目にしました。これは衝撃的ですね。 ついにフルサイズのコンパクト一眼(旗艦機ではないという意味)ニコンが出るとは、、、。ここまで銀塩カメラ一筋の僕もちょっと垂涎。ISO6400の常用化が可能な…
6/14に立ち上げてからちょうど一ヶ月。今ふと見ると10000ページビューを超していました!こんな短い間にもたくさんのことを経験し、考えさせて頂きました。みなさん本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします!! - 皆様のおかげで、すこ…
(前項より続く) Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Paris (3)光の信号による方法 脳や神経をむき出しにする必要があるが(つまりヒトでは困難)、膜の電気的な興奮状態で蛍光状態が変わる特殊な染料(voltage-sensitive dye)を用いると、電極のように点ではなく…