2008-01-01から1年間の記事一覧

iPhone到来

Leica M7, 50mm C-Sonnar F1.5 @Mother Farm, Chiba 先週、お仕事端末としてiPhoneを入手した。これがないと、これからのIT・ネット上のサービスを考えるのはかなり困難、というのが表向きの理由だが(笑)、ただ単に欲しかった、と言った方がむしろ本音。 …

Too much tips might kill you. (急いては人生を仕損じる?)

Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @北海道、洞爺湖この間たくさんのブックマークを頂いてから、いったい何を自分は書いたらいいんだろうと思って少々悩んでいる。確かにあれは僕の書きたいことの一つであったのだけれど、そのブックマークに沢山のライフハックな…

マチカドコミュニケーション

Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @New Haven, CT 僕の職場の周りはどうもキャバクラのメッカらしい。 キャバクラというのは何なのか、正直行ったことがないので良く分からないが、とにかくオフィスを出るとやたら怪しい客引きが多い。良くあるのは、夜、腹が減…

日米の人材育成の考え方の違いに見えるもの

Leica M7, 35mm Biogon F2 @Las Vegas前エントリのコメントで頂いた、「この記事で書かれていることは、日系企業と外資系企業(特に米系?)における人材育成の姿勢の違いにも通じるような気もしますが、どう思われますか?」(wackyhopeさん)のご質問につ…

大学院教育で何が出来ると人が育ったと言えるのか

Contax T2 @Sterling Hall of Medicine, Yale Universityこの間の「人を育てるラボの特徴」というエントリについて、ブクマコメントで頂いたこと、>大学院教育において、どうなったら「人が育った」と評価できるのか、その基準も合わせて教えていただけると…

米国横断フォトエッセイ7 : ジョシュアツリー(Joshua Tree)

Joshua Tree、日本語読みでヨシュアツリー、すなわちヨシュアの木がどうしても見たかった。 ネヴァダからカリフォルニアに向かっていた。砂漠を越え、山を超え、そして砂漠を越えた。ネヴァダは途方もない国だった。華氏で120度。100度を超すと風邪だという…

ハセキョーの結婚発表を見て思うこと

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII @Firetree Inn, Monument Valley, UT 昨日はダブルで結婚の発表があってそれがスポーツ系新聞のトップ記事だった。フジテレビの佐々木恭子アナと、長谷川京子さんだ。僕の回りの30過ぎ辺りの独身男性はかなり歴史的な…

人を育てるラボの特徴

Leica M3, 50mm C-Sonnar F1.5, Fortia @伊勢これはHashさんから頂いたコメントに対するレス的なエントリです。> 「研究を進めるための実務的な能力をいかにして身につけるか」、、、「学生の育て方」や「スキルの磨き方」と言った視点で、生産性の高いラボ…

圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル

Leica M7, 90mm Tele-Elmarit F2.8, PN400N @Santa Monica, CAアメリカで研究するようになって最も驚いたことの一つは、日本では考えられないほど生産性の高い研究者が存在することだ。たとえば僕がローテーションして、最後までそこでdissertation work(博…

Roger Tsienと今回のGFPのはなし

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, PN400N @Caltech GFP、クラゲの蛍光タンパク、なんでそんなものでノーベル賞、なんて思っている人は多いだろうなと思う。 でちょっとだけ。ちなみに今日は熱が出て早引け(といっても会社を出たのは五時過ぎ、、、)。お昼に…

世界第4位の豊かな国、アイスランド経済が破綻

Leica M3, 50mm Summilux F1.4, RDPIII @江ノ島今何気なく、Wiki(英語版)をいつものように開けると、驚くようなニュースが。 Iceland faces a major financial crisis affecting all three major banks of the country.(Wiki)、、、アイスランドは三大銀行…

GFP!

Green Fluorescent Proteinという私の大好きなタンパクの創始的な研究者にノーベル賞が贈られることが決まりました。 下村先生の受賞、そしてChalfieの受賞がうれしい。かれが確かワシントン湾から気が遠くなるほどのクラゲを捕りそれからタンパクを抽出した…

5D Mark II

予約を入れてしまいました、、、。もちろんキャンセルする可能性はありますが、僕としてはあまりにも例外的な暴挙。久しぶりのデジカメです。私を良く知っている人であれば、いったい何がなんだか、というぐらいの驚きの行動なのですが、、。第一にそもそも…

お別れは出会いの始まり

Leica M7, 50mm Summicron F2, Fuji fortia 8月の末日をもって10年以上にわたって働いてきたプロフェッショナルファームを卒業した。 そしてその翌日から休むこともなく新しい会社に移ってもう三週間。未だにお世話になった人やクライアントさんに十分に挨拶…

いわゆるCS(顧客満足度)向上運動の真実

Leica M7, Summilux 50mm F1.4, PN400N 今日も多くの企業でCS(customer satisfaction 顧客満足度)をあげるための努力がなされている。けれども、その大半が確かにCSが上がっても、決して業績向上にはつながらないことが多い。これはどうしてなんだろうか。…

(銀塩)写真のアップ

以前からこのブログをご覧になっている人であればご存知の通り、僕はかなりの銀塩写真バカだ。ネガも使うけれど、一番使うのはポジ(リバーサルとも言う)。どのフィルムも味があって好きだけれど、とにかく無難、どんなときも安定した実力ということで、最…

(3万PV記念)このブログの訪問データを見ていて気付くこと

Leica M3, Summicron 50mm F2, RDPIII(遠くに見えるのは江ノ島) さっきの書き込みの続きで、来客については、ログを見るたびに結構な気付きがある。 1)大学や研究所からのアクセスが妙に多い。日本津々浦々の結構な大学や研究所からのアクセスがある。最…

はてなでブログを始めて良かったこと

Leica M3, C Sonnar F1.5 なんだからしくもなく経済ネタ?で何回か書いてしまったので、ちょっと毛色の違ったことを書いてみたいと思う。(そうそう、最近ブログに使える時間がめっきり減ったこともあり書き込みを承認制にしましたが、ご了承ください。) 初…

リーマン・ブラザーズが倒産?!(チャプター11適用?)

Leica M7, Summilux 50mm F1.4 @Columbus, OH みなさま、三連休はいかがでしたか? あんまり世の中の大きなことを書くためのブログではないのですが(最近ちょっと路線がずれがちですが、、、)、今、一足遅れてこのニュースを知り驚愕。600億ドル程度の救済…

「第三の」経済大国、日本

Leica M7, 50mm Summilux F1.4, RDPIII @竹富島、沖縄この何ヶ月かで直接聞いた言葉で一番びっくりした言葉の一つは、"Japan is still a very important country for us, as the THIRD largest economy of the world." (日本は中国に次ぐ、世界で三番目に大…

自民党総裁選とアメリカ大統領選を見ていて思うこと

Leica M7, Summilux 50mm F1.4 @Washington DC 日本でもアメリカでも選挙がホットだ。 みんなそれは毎日気付いていると思う。で、毎日別に何を見るという訳でもなく、そういうニュースが入ってきてそれを見ていてつくづく思うのが、自民党とアメリカの共和党…

恋愛の三軸

Leica M7, Summilux 50mm F1.4, RDPIII @Columbus, OH15年ほど前、僕がまだマーケティングをはじめて間もない頃、そう「市場における原子」の着想が徐々にクリアになり、その具体的な方法論をじっさいに試行錯誤しつつ進めていたころの話だ。僕もまだ若かっ…

米国横断フォトエッセイ6:フィールド・オブ・ドリームス

Leica M7, Summilux 50mm F1.4, PN400N(以下同じ) ピッツバーグは川面に浮かぶ街だ。二つの河の交わる中、カーネギーが巨万の富を鉄鋼業を通じ築き、金融の巨人であったメロン財閥の作り上げた街でもある。 もうとっくにピークを過ぎたはずのまちなのに、…

米国横断フォトエッセイ5: 「僕の右手」

Leica M7, Biogon 35mm F2, RDPIII 僕の右手をしりませんか 行方不明になりました 指名手配のモンタージュ 町中に配るよ今すぐ探しに行かないと さあ早く見つけないと 夢に植えた野良犬、今夜ほえている 見たことも、ないような、マイクロフォンの握り方で …

「大人たちにほめられるような馬鹿にはなりたくない」

Leica M7, 50mm Summilux F1.4 @Singaporeこれは昨日のエントリ(「青年よ、狭き門より入れ」)の続編、補足です。-実は、僕らの同期の誰もが、親や周りの人からなんでわざわざそんな会社に行くんだ、もっと「ちゃんとしたところ」どこにでも行けるのに、と…

青年よ、狭き門より入れ

Leica M7, 35mm Biogon F2.0, RDPIII @from Nevada to Californiaこの5-6年、とみに学生の志望者が増えていると聞く。ぼくの長年勤めてきたあるプロフェッショナルファームのことだ。一説によると、日本の一部のトップ大学の学生で就職を考えている人の過半…

マーケティングと恋愛(コイバナ)の関係

Contax T2, 38mm Sonnar F2.8 @Los Angeles, CA「マーケティングをアナリティカルに考えましょう!」と言うと、「kaz_atakaさん、それは(あなたがいくら分析バカでも)いくらなんでも無理でしょう?」的に大体、異常に引いた反応を受けることが多いのだけれ…

米国横断フォトエッセイ4:ダイナー 、、、心に通じる道は胃を通る

アメリカに行くと、とにかく無性に行きたくなるのがダイナー。街の飯屋と言うか、朝ご飯屋というべきか。大体ブレックファーストメニューというのを、朝昼晩を問わずメインに出しており、どこに行っても殆ど同じメニューがある。もちろんハンバーガーなども…

米国横断フォトエッセイ3:ハーバードのキャンパスにて

僕が旅行に行くと必ずよるのがその街の大学のキャンパス。アカデミアが長いせいか、アカデミアに対するrespectが強いせいか、旅では途上国の市場(いちば)を回るのと同じぐらい好き。なぜかほっとするとともに、その街にある気高くそして前向きなエネルギー…

米国横断フォトエッセイ2:デトロイト空港にて

ボストンに行くコネクションでデトロイトに立ち寄る。なんだかアーミーまでいて相変わらずの重圧感だ。でも周りの人は、平然と子供と佇んだりしている。あの戒厳令状態の時のように兵器を持ち歩いている訳ではないからかもしれない。 Leica M3, Tele-Elmarit…